小笠原沖地震：遠い場所でも揺れ「異常震域」

さて、今回の地震は異常震域と言って、例をみない深さの地震だったようです。

http://mainichi.jp/select/news/20150531k0000m040060000c.html
小笠原沖で３０日に発生したマグニチュード（Ｍ）８．５の巨大地震。２０１１年３月の東日本大震災（Ｍ９．０）以降、最大規模となる地震は、東京−青森の距離にも匹敵する深さ５９０キロという極めて深い場所で起きた。

深さ１００〜２００キロ以上の場所で起きる地震は「深発（しんぱつ）地震」と呼ばれる。防災科学技術研究所の岡田義光理事長は「地球内で地震が起こり得る 場所としては最深部に近い」と指摘する。最近の国内の深発地震では、２０００年に小笠原近海でＭ７．２の地震が深さ４４５キロで起きた。
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深発地震が少ない理由の一つは、地球の深いところほど圧力が高く、岩が動きにくいことがある。さらに深い場所は温度が高く、岩が比較的軟らかくなり、たとえ動いても大きな揺れを伴う破壊現象が起きにくい。例外が、周囲より温度が低く、硬いプレート内の地震だ。
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一方、津波は地震で海底が上下し、それが海面を変動させることによって発生する。岡田理事長は「（震源が）あまりに深すぎるので、海底は変動しない。津波が起こることはまず考えられない」と話す。

震度が深いので、日本全国が揺れたのか。。
それと震源が深すぎなので、津波が起こらなかったようです。

それにしても590kmって深すぎじゃないですかね？
地球の地殻が5～60kmなので、それより深いということになるのですが。

この地域では最大クラスの地震だったようですね。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150530/k10010097491000.html
専門家「この地域では最大クラスの地震か」
地震のメカニズムに詳しい東京大学の阿部勝征名誉教授は「今回の地震はフィリピン海プレートに沈み込む太平洋プレートの先端で起きたとみられる。地震の揺れがプレートに沿って伝わったため、あまり弱まらずに震源から離れた関東で震度が大きくなった。このエリアでは、時折地下深くを震源とするマグニチュード６クラスの地震が起きることはあるが、マグニチュード８クラスだとすると、観測が始まって以来の最大クラスの地震だ。

ところで、今回、エレベーターに閉じ込められるケースが多かったようです。
都会に住んでる人はエレベーターは極力使わないで済むなら
使わない方が良いですね。

六本木ヒルズのエレベーター停止 ５２階に多くの人
動画http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150530/k10010097631000.html

東京・港区にある大型商業施設「六本木ヒルズ」の５２階にいる男性によりますと、この地震の影響で六本木ヒルズのエレベーターが停止していて、午後９時４５分現在、５２階のフロアには下に降りることができない人が２００人ほど、通路に座って待機しているということです。
六本木ヒルズの５２階では「スター・ウォーズ展」が開催されているほか、展望台があり、当時多くの人がいたということです。

エレベーター停止の情報 約６０００件
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150530/k10010097721000.html
大手エレベーター管理会社、三菱電機ビルテクノサービスによりますと、午後１０時半現在、地震の影響で、関東近郊では東京都内を中心にエレベーターが停止したという情報が合わせておよそ６０００件寄せられているということです。
三菱電機ビルテクノサービスでは現地に社員を派遣するなどして順次、復旧作業を進めていますが、けが人などの情報は入っていないということです。

昨日の写真を色々張っときます。
これは駅で足止めされた人。
朝日新聞社からです。

これは六本木ヒルズでエレベーターが止まって足止めされてる人

本当にありがとうございますた。