人工知能シリーズ① 人工知能が雇用を奪うテクノ失業について

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さて、先日のトークライブで人工知能の最新情報をお話しました。

最近ワタスは必死こいてAI(人工知能)の研究をしています。

いかん!

これから人工知能を作る側になるのか。
それとも人工知能に使われる側になるのか。
今が、その境目だ。

今やらなくてはAI野郎の奴隷になってしまう。
やらせはせん!
そう思って今、必死こいて勉強しているのです。

おかげで最近は線形回帰とかロジスティック回帰とか。
訳の分からないデータ解析用語を口走ることが増えますた。

うーん。なるほど。
箸で納豆はつかみにくい。
納豆の落ちる割合をベイズ推定で予想すると。。
等々。
そのように独り言を言っているのですた。

皆様もご存じの通り。

これから後10年~20年で雇用の大半はAIに置き換わります。
これは信じたくなくても確実にやってくる現実なのでした。

って、あんた。
AIに置き換わるったって、それは単純労働だけでしょ。

そういってるあなた。
いいえ。
その考えはあまい。

例えば金融の世界。

もうずいぶん前から人工知能取引に移行してますね。
以下は2年も前の話です。
あの有名なヘッジファンド、ブリッジウォーターはIBMのワトソン開発者を連れてきてAI取引をやってます。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2015-03-01/–i6qzf6rr
人工知能に賭けるブリッジウォーター、新チーム発足-関係者

世界最大のヘッジファンド運用会社は人工知能(AI)の将来性に賭けている。
レイ・ダリオ氏が会長を務める規模1650億ドル(約19兆7000億円) のブリッジウォーター・アソシエーツは、3月にメンバー6人程度の AIチームを発足させる。事情に詳しい関係者が明らかにした。同チー ムを監督するデービッド・フェルッチ氏は2012年末にブリッジウォータ ーに入社する前、IBMでAI「ワトソン」の開発チームを率いてい た。

これは最近のニュース。
Siriの開発者が100%AIのヘッジファンドを作ったとか。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-02-07/OKZDL76TTDSS01
100%人工知能のヘッジファンド誕生 「株取引に人間の感情は邪魔」

ババク・ホジャット氏は、株取引で人間は感情的であり過ぎると確信している。このため、100%人工知能(AI)に任せる新興ヘッジファンドを始めた。   コンピューター科学者でアップルの音声アシスタント「Siri(シリ)」の基盤づくりにも寄与した同氏は、「人間には偏見や感受性、意識、無意識といったものがある」として、「われわれ人間が間違いを犯すことは十分裏付けられている。私に言わせれば、データや統計が純粋に示すものに頼るよりも、人間の直感や説明に依存してしまうことの方が怖い」と述べた。

あのゴールドマン・サックスなどは、とっくの昔にAI。
昔、600人いたトレーダーは今やたった2人だそうです。

https://www.technologyreview.com/s/603431/as-goldman-embraces-automation-even-the-masters-of-the-universe-are-threatened/
人工知能による自動化が進むゴールドマン・サックス、人間のトレーダーは600人から2人へ


2000年のゴールドマン・サックスのニューヨーク本社では600人ものトレーダーが大口顧客の注文に応じて株式を売買していたそうですが、ゴールドマン・サックスのCFO(最高財務責任者)に就任予定のマーティ・チャベス氏は、「2017年現在で本社に残っているトレーダーはわずか2人です。空いた席を埋めているのは、200人のコンピューターエンジニアによって運用されている『自動株取引プログラム』です」と、ハーバード大学の応用計算科学研究所で開催された2017 CSE Symposiumで説明しました。

まぁ、こりゃ考えてみりゃ当たり前ですね。

株とかFX取引など感情とか欲望とか変な思い込みがない機械の方が成績が良いに決まってる。
金融などは、もっともAIに置き換えやすい業界だと言えるでしょう。

以下、NHKクローズアップ現代より


NHK クローズアップ現代 「“仕事がない世界”がやってくる… 投稿者 WWAYY

これで面白い話をしてました。

俺たちの職をメキシコの出稼ぎ労働者が奪いにくる~って。あんた。

おいおい。
データ見なさい。

実際は、全然違うでしょ。

仕事がメキシコ移民に奪われるって言うより
むしろ、人間の職を奪ってるのは機械じゃないか。

データからそういう結果が出てきているのでした。

以下のグラフは労働生産性と雇用の関係です。
2000年頃まで労働生産性(労働者1人1時間あたりの生産額)は右肩あがりでそれにつられ雇用も増えていた。

ありゃ?
しかし、それ以降は、労働生産性が上がっても雇用が増えないよ?

これって誰が働いてるの?
実は、これは機械が増えてるだけだった。
2000年以降、一生懸命働いてたのは機械だった。

そういうお話でした。

こういうのをテクノ失業といいます。

アメリカではすでにテクノ失業が進行中
https://nikkan-spa.jp/1119177/2

「オバマ政権下では失業率が減少したかのように喧伝されているアメリカですが、職業安定所への登録がないために捕捉されていない失業者も多く、実態としては25歳~54歳の働き盛りの男性の10%前後が失業者だと言われます。その主要因と考えられるのが『テクノ失業』なのです」

 レイオフ(一時解雇)という建前でのクビが横行するアメリカでは、コスト削減のために人間を機械に置き換えるなど日常茶飯事。

「例えばテラーと呼ばれる銀行の窓口業務は、ネットバンキングに移行しつつあり、全米のテラー数は’01年~’09年にかけて約70万人も減少しました。また、同じ時期に、製造業でもロボットの導入などによって約270万人の職が奪われています」

2018年には成長企業の45%でマシンの数が従業員数を上回るとされています」と話すのは、国際大学GLOCOM客員研究員の林雅之氏。


 大企業にも変革の兆しはある。
「2014年に、みずほ銀行がIBMの質問応答システムWatsonをコールセンターに導入したのは象徴的な出来事でした。日本企業の中でも、金融は多くの規制に守られている業界の一つです。そこが、あえて多額を投じてWatsonを導入したわけですから、その危機感には並ならぬものが感じられます」

実はトランプさんがアメリカ人の雇用を守ろう!雇用を生み出そう!

そうしきりに頑張ってますが、それは無駄な努力だった。

今後、どんどん雇用は減っていく。
アメリカ人の失業の原因はメキシコの出稼ぎ労働者のせいでも、トヨタがメキシコに工場を作るせいでもなかった。

今後、アメリカは47%が機械に置き換えられる。
もちろんアメリカだけでなく全世界的にそうなるのでした。

うーん。
中国は77%で酷い。。
日本も49%。

以下は経済産業省が出した去年のレポートです。

今後の10年~20年で、雇用を支えてたホワイトカラーの仕事が一気に減少する。
安い海外雇用に仕事が流出するか、AIや機械に置き換わるのです。
全体的に日本は低賃金の人が多い社会になるのでした。

以下は、今後の従業員数の試算。

研究開発や経営戦略策定等「上流工程」 136万人減
「製造・調達」 262万人減
高額保険商品の営業担当などの「営業販売」 62万人減
定額の保険販売やスーパーのレジなどの「営業販売」 62万人減
介護や高級レストラン等の「サービス」 6万人減
大衆飲食店の店員やコールセンター等の「サービス」 23万人増
IT業務 3万人減
経理やデータ入力など「バックオフィス」 145万人減
建設作業員など「その他」 82万人減

実は単純労働者だけと思いきや、研究開発、経営戦略の人たちも多く置き換わる。

以下は三菱総研の試算。

最近ではしきりにこういう本が色々出てます。

ネットにはこんなのが色んなところに載ってました。

おほぉ。
ワタスはライター・作家なので辛くも仕事を奪われにくい職種に入ってる。。
危なかった。。

ほっと股間をなで下ろしたのは言うまでもないことです。
とかなんとか。

まぁ、しかし。
今年の一月から日経新聞の記事は一部AIが書いたりしてますね。

日経のAI記者が始動、1日30本の決算サマリーを量産 2017年1月26日
http://jp.techcrunch.com/2017/01/26/nikkei-ai-writes-corporate-earning-calls/

で、これで驚いてたら世界はとっくの昔にやってました。

あのAP通信は、4千以上の記事をAIが書いていた。
以下は去年6月の記事です。

社員に「クビ」を宣告したのはAI上司だった…記者も接客もAIが人間の仕事を奪う時代がすぐそこまで来ている
http://www.sankei.com/premium/news/160606/prm1606060007-n1.html

AP通信もAIで記事作成

週末を控えた米東海岸の事務機器メーカー。オフィスのパソコンに向かう営業担当者に、1通の電子メールが届いた。

 「フランクへ。君は今週、2件で4万2550ドルの契約をとって、26社の潜在顧客と接触したね。素晴らしい成績だ。でも、まだ年間ノルマの達成ペースからは遅れているよ」

 上司からの厳しい指摘にも見えるメールだが、“送り主”は人間ではない。米ノースカロライナ州のIT企業、オートメーテッド・インサイツが開発した人工知能(AI)「ワードスミス」が、自動で作成した社員の管理・評価書だ。

 ワードスミスは高度な情報処理技術により、さまざまなデータベースに基づいて人間顔負けの自然な文章を作成する。「データを基に、特化した個別の文章を作成できるのが強みだ」(同社のジェームズ・コテッチ氏)という。さながら“AI管理職”のようなこのシステムは、米イリノイ州に本社を置く個人向け保険大手、オールステートですでに導入されている。

 同様にワードスミスを導入したAP通信は、企業決算のデータベースを基に、AIが売上高や利益、市場予想との対比など必要なデータを自動で抽出し、決算記事をわずか1~2秒で作成する。現在は、AIが執筆した4千本あまりの決算記事を配信している。

調べるとこのワードスミスというAI。
既にいろんなところが導入していますた。

AP通信のみならず、サムソン、ヤフー、保険会社・オールステート保険、オンライン中古車販売エドモンズドットコム等々。

これはAIワードスミスのデモ動画。

うーん。もういたるところAIが溢れてる。

と言うわけで人工知能については書くことが山ほどあります。

今のところAIには何ができて何ができないのか。
最近色々調べたおかげで、分かるようになってきますた。
AIは確かに脅威的だ。しかし、まだAIといえどできないことは色々ある。

何ができて何ができないのか。

例えばあのイライザとか。
これはイルミナティカードのEliza。

イライザは人工知能じゃなくて人工無能ですね。
調べると単なる対話プログラムでした。

ゾルタクスゼイアンとかなんとか言われてますが、
別に動作原理が分かれば怖くもなんともない。

ちょっと今後人工知能についてシリーズもので書いて行きましょう。
今回は第一回目でした。

本当にありがとうございますた。

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