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さて、こんな話はわざわざ取り上げなくても良いのですが。。
もうバランス感覚皆無というか。
味噌糞一緒というか。
このブログには陰謀厨さんがいっぱいやって来ます。
地震が来るとなんでもかんでも人工地震。
空を見るとなんでもかんでもケムトレイル。
とほほほ。
仮想通貨ブログはもう数万あるレベルですよ。
なんでワタスのところだけこんなキチガイ話を持ってくるの?
どうか他に行くように。
陰謀話を書くと陰謀厨が寄って来る。
最近は、ちょっと控えめにしよう。
そう思う今日この頃なのですた。
さて、前に開発者サトシナカモトさんは人工知能だったというおバカ陰謀論が送られてきますた。
今度はなんだ?ビットコインにはNSA(アメリカ)が作った?
NSAというのは、アメリカ国家安全保障局のことです。
また香ばしいネタを。。(笑)
そりゃ10年前のネタでしょう。
ぶははは。
読むと、ビットコインに使われてるハッシュ暗号のSHA255はNSAが作ったのだ。
その暗号にバックドア(裏口)が仕掛けられてるのだ。
ロシアが禁止したのもそのバックドアで利用者が追跡されるからなのだ。
ナカモト サトシというのは、ナカモト=中本=中央 サトシ=聡明=賢い。
つまりCentral Intelligence 日本語でCIAを表す言葉なのだ。CIAが作ったのだ。
こんな話ですた。
って、あのなぁ。。
その記事は、一言一句、以下の海外記事のコピーじゃないか。
去年の6月の記事。
↓これ。
https://www.zerohedge.com/news/2017-06-12/exposed-real-creator-bitcoin-likely-nsa-one-world-currency
↓これは以下の記事のコピー
http://globalintelhub.com/exposed-real-creator-bitcoin-nsa/
ワタスも読んだ時はバカバカしくて載せなかったやつですよ。
こういう阿呆な海外記事を日本語化して、さも自分が書いたかのように拡散して。
そりゃ盗作行為でしょう。
完全スルーしようと思ったのですが、しつこいので突っ込んどきます。
普通に常識で考えましょう。
ビットコインは通貨ですよね。
現在、1ビットコイン95万です。
世界中のハッカーが狙ってます。
プログラムにバックドア(秘密の裏口)なんかあったらすぐバレますよ。
隙あらばハッカーがよだれを垂らして狙ってます。
今まで色んなところで盗まれてるのはあくまで取引所のセキュリティが弱かったせいです。
ビットコインのブロックチェーンは2009年から始まって一度たりとも破らてません。
そのハッシュ暗号にバックドアが仕掛けられてる場合。
例えばマイニングは計算機を回して世界中で競争やってます。
中国のBitmainという会社はチート行為をして必死にマイニングしてます。
とんでもない電気代をかけてます。
そんなバックドアがあるなら、さっさと見つけて不正マイニングするわ!
暗号の世界というのは、当たり前ですが。
世界中の研究機関がしのぎを削って研究してる分野です。
大学にも専用の研究機関もあるし、いろんなメーカーが暗号技術を研究をしてます。
毎年メーカーのエンジニアや数学者が集まった研究会も開かれてます。
暗号は携帯とかゲーム機とかいろんなところにも使われてます。
暗号が使われてるのは仮想通貨だけじゃないのです。
当たり前ですが。
例えば、DESという暗号方式は、その昔かなり有名ですたね。
アメリカ国立標準技術研究所 通称NIST(National Institute of Standards and Technology )で標準規格になった暗号です。
その当時の暗号では難攻不落の暗号と言われますた。
でも、それを破ったのが日本人です。
松井充さんですた。
第1回:難攻不落の暗号を落とせ(上)より
三菱電機の研究者 松井充さん 恩賜発明賞を受賞
この人は、線形解読法というのを発明して15年間破られなかったDESを破ったのでした。
その後、松井さんは暗号アルゴリズムMISTY(ミスティー)を開発し、日本の暗号学のヒーローになりました。
でも、松井さんの作ったMISTYも今度は、2015年の国際暗号学会CRYPT2015で弱点が指摘され最強ではなくなった。
このように暗号の世界は破り破られ。
世界中の研究者、天才がしのぎを削ってる分野です。
そして、今や暗号アルゴリズム(作成方法・理論)は公開する時代になりますた。
昔は隠してたのです。
ぇえ?
作成方法を公開しちゃっていいの?
そんなことしたら暗号を解読されないの?
いいえ。
最近では、アルゴリズムを公開する方が安全なのです。
だって、世界中の研究者、善意のハッカーに弱点を指摘してもらった方が安全だからです。
むしろ秘密にしていたら、どっか悪意のハッカーに先を越されてこっそり破られる危険性が高いのです。
隙あらばハッキングされてしまう。
あのSONYのプレステだってハッキングされたではないですか。
だから、最近はうちはこういう暗号アルゴリズム使ってます。
と公表してるのです。
だからあんた。
そんなSHA255暗号にNSAのバックドアがあるんですよ~とか。
バカな素人が知ったかぶりで言ったら笑わるぞ本当。
そんなことおいそれと言える世界じゃないのです。
SHA-256暗号はちゃんとアルゴリズムが公開されてます。
以下がそのアルゴリズム。
このアルゴリズムは世界中の学者が検証できるのです。
2012年に開かれた 高速ソフトウェア暗号化 国際ワークショップでも、SHA-256の衝突には成功してない。
https://link.springer.com/book/10.1007/978-3-642-34047-5
確かにビットコインができた2009年頃、NSAの陰謀と言われたこともありますた。
でも、アルゴリズムが公開されてて、世界中の研究者が検証できて、
なおかつ20年近く誰もバックドアが見つけられない。
それで今やそんなことを言う人はほぼいなくなりました。
何をいまさらそんな古いネタを持ってきてるんでしょうか。
10年以上前の陰謀ネタです。
ったく。
バカバカしい。
こういう経緯もすっ飛ばして古臭い陰謀論をまき散らす。
バカにされるぞ。本当。
それに、その記事を読むと、肝心なところが嘘八百。
こんなことが書いてありますた。
ジョンズ・ホプキンス大学の暗号研究者マシュー・D・グリーン氏がブルートフォースアタックやハードウェアを使わずに
SHA-256の衝突(同じハッシュ値になる別の文字列を見つける)方法を突き止めた。
ぇえ?
まさか。。
国際学会でも見つけられないのに出来たの?
あのマシューグリーンが言ってるの?
どんな手法なんだ?
驚いたのでそのページを見ると
https://motherboard.vice.com/blog/what-do-the-latest-nsa-leaks-mean-for-bitcoin
404 Page Not Found
アホか。。
ページないじゃないか。
まぁ、良くある手です。
デマの手口は大抵決まってます。
ここに証拠がありますよ。
で、見ると海外のマイナーなブロガーのサイトとかページがなかったりとか。
海外のカスみたいなyoutube動画だったり。
とほほほほ。
レベルが低すぎる。
よくもまぁこんなデマ話を自信満々に拡散できますよね。
ワタスだって陰謀話を書いてますが、恥ずかしくてここまではできない。
もうアホ海外ネタを送ってこないように。
本当にありがとうございますた。
※ちなみにNSAだって何でもかんでも破れる訳じゃないのです。
以下参考まで。
NSA(とGCHQ)の暗号解読能力: 真実と嘘
https://www.fortinet.co.jp/security_blog/130906-NSAs-and-GCHQ-Decryption-Capabilities.html
この記事ではいろんな暗号やサービスをランク付けしてます。
SHA-256はグリーン(安全)とランク付けされてます。
SSLやSSH1は盗聴されてるのでレッド(危険)表示になってますね。
他にDropbox、Facebook、Gmail、Yahoo、Skypeもレッドです。
ワタスは他にLINEとかチャット系アプリもダメだと見てます。
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