自然農クイズ！　その①　土の中で一番栄養がある場所は？　自然農理論

さて、京都で自然農講座。
そして大阪トークライブ。

昼は食い倒れて、夜は飲み会。
ほぼ徹夜ですた。
連日のハードスケジュールで、今日は疲れて昼頃まで寝ていますた。

さて、今日は春分の日ですね。
誰が言ったか暑さ寒さは彼岸まで。

大阪はひじょーに暖かかった。

そして以下は今日の長野の風景です。

どこが彼岸までやねん！
思わず大阪弁で突っ込んだのは言うまでもありません。

この寒さでは自分が三途の川を渡って彼岸に達してしまいそうです。

とかなんとか。

さて、今日は自然農のクイズを出すことにします。

いや、京都での市川ジャンさんの講座は素晴らしかった。
おほぉぉ。
これだ！
目から鱗。

頑張らない農業。自然体農業。

はやく今回、教えてもらった技術で自分でも野菜を作りたい！
と思っても、こんな極寒の地で今、種を撒いたら全部霜でやられます。
本格始動は５月でしょう。

という訳で、復習しときます。
５月までクイズで自然農の復習。

題して自然農クイズコーナー！
いってみよ～

第１問：野菜が育つのはどっちの畑？

A：雑草で草ぼうぼうの畑　Ｂ：雑草の生えてない畑

皆様はどっちか分かるでしょうか。

これが分からないようだと、あなたにセンスはありません。
農業などやらず、普通に消費者のままでいましょう。
もちろん野菜はスーパーで買いましょう。

そう。当たり前ですね。

正解はAです。

雑草の生えた草ぼうぼうの畑の方で野菜は育つ。

だって、雑草がそこまで育つんだもの。
土のエネルギーが高いに決まってます。

逆に雑草が生えない土なんて野菜が育つわけないのです。

はい次

第２問：畑の中で一番栄養のある場所は？

さて、皆様はこれは分かるでしょうか。

うーん。
どこ？
畑のまんなか？

どこでしょう。

はい。
答えは　雑草の根元の土　です。

以下のように右側の図。
雑草の根元の土です。

右側の土は、土の粒子がかたまりになって根と絡み合ってますね。
土が団子状になってるのです。
これを団粒化（だんりゅうか）した土と言います。

この部分は微生物が繁殖しミミズなどの小動物が集まっているのでした。
ここに一番、酵素が詰まってるのです。

雑草の根元こそ宝の山だったのでした。

それ以外の土は、粒子が詰まってて水はけが悪い。
微生物もいない。

それなのに。
あぁ。それなのに。
現代農業は一番栄養のある部分を捨てていたのでした。

雑草は敵だ。
雑草は引っこ抜かなければならない。

そうやって雑草を引っこ抜いて、畑の端っこに捨てている。

そして畑は耕さなければならないものだ。
そうやって、せっかく雑草が育てた土を周辺の土と一緒にしてトラクターでかき混ぜてわざと栄養をなくしてしまっているのでした。

実はこの現代農業の常識が、一番、作物の育たない畑にしてしまう理由だったのでした。

一番栄養のある土を捨てて、
うーん。育ちが悪いなぁ。。

せや！石灰とか化学肥料をぎょうさん入れとこ。

この発想がどれだけおバカなのか。

市川ジャンさんは言ってました。

農業をやると大抵こう言われる。
農業は甘くない。
覚えるまでに３年かかる。

現代農業のプロは、
そう言って、せっかく雑草が育てた栄養分たっぷりの土を捨てて
栄養が消えた土に、化学肥料、農薬をたっぷりまいて
雨が降ったら流れて、また肥料を入れてるのでした。

ちなみに右が雑草の根元に作られた団粒構造の土です。
左が粒子が細かい単流構造の土。

左の単流構造の土だと、土の中の養分が雨で流れだしてしまうのです。

雨が降るたびに栄養分が抜ける土なのです。

そりゃ野菜が育たないのは当たり前だわ。

うーん。
なんだか頑張っても頑張っても野菜が育たない。

そうして、農業をやろうと意気込んでる素人を潰してやる気をそぐ。

お前が頑張らないからだ！
事実を理解せず、根性を押し付けるのです。

農業が３Kになるのは当たり前だわ。
嫌になって若者が寄り付かないのは当たり前だわ。

というよりそっちの農業は、事実、犬も食わない野菜が育つのでした。

例えば、干し大根があります。こんなやつ。
たくわんの前のやつです。

干すと、市川ジャンさんの作った大根は、太いだいこんが残る。
でも、現代農業で作った大根は水膨れなので水分が抜けてしまったら、細い芯しか残らない。

これではたくわんが作れないので業者は市川ジャンさんの大根を買っていくそうです。

いや、ひじょーーに目から鱗。
ためになった京都の自然農講座ですた。

という訳で、５月の本格始動までに時々、クイズで徐々に基本知識を高めて行こうと思います。
まずは第一回目。

本当にありがとうございますた。