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さて、ちょっと立ち読みしただけですが。
人は皆「自分だけは死なない」と思っている
この本は非常に示唆に富む内容が載っていますた。
この本はまさに今の状況を言っているような気がします。
防災心理学というものがあり、その専門家の山村 武彦さんという人が書いている本ですた。
2003年2月に韓国で発生した地下鉄火災の際の写真が載っていますた。
何と社内に煙が充満しているのに平然と座席に座り続けてる乗客達の写真ですた。
これを説明するのに集団同調性バイアスということを言っていますた。
つまり、人は必ず集団と同じ行動を取りたがる性質があるということです。
目立った行動をとりたくない。人と違う行動をとりたがらないという話です。
韓国の地下鉄の火災では、他の乗客が逃げないので、社内に留まる人達が多かったということです。
他がどうしようが自分の直感だけで逃げる人は全体の4%しかいないようです。
また、専門家や担当者の言うことを信じすぎるというエキスパートエラーということについても書いていますた。
地下鉄の社内放送で状況を調べるので少々お待ち下さいというアナウンスを信じて
そのまま社内に留まった人が多かったという話だったように思います。
ちょっと立ち読みしただけなので記憶があいまいですが。
また、田舎に住んでいるより都会人の方が、脳みそが非常用の脳みそ。緊急モードに切り替わるのが遅いと書いていました。とっさに危険を察知して回避行動を取る人は、普段、携帯電話やコンビニなど便利な生活に慣れてしまっている都会人には少ないという話ですた。
今の状況でいうと、余震でも何でもないのに、とにかく専門家が余震余震というから信じてしまう。
他の人が引っ越ししないので自分も動かない。
まさにピッタリ今の状況を表しているのではないでしょうか。
マスゴミが何を言おうと逃げる人。何か危ないなと感じたら誰が何を言ってようが辺り構わず逃げる人。
そういう全体の4%の人になれるのかどうか。
まぁ、やはり生き残る人は少ないということでしょうか。
単純に心理学で説明されるパターンに陥りがちということです。
参考にして頂ければ幸いです。
本当にありがとうございますた。
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