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さて、ワタスは宮崎アニメは、前回のカリぐわえのアリエッティでしたか。それも見ましたし。
となりのトトロあたりでしょうかね。ファンになっていて結構見てはいるのですが。
今回はあんまり期待はしてませんでしたが、昨日映画館で見てきますた。
なんとなく欠かさず見るようにしているのは、何か作品に流れるテーマ。
ワタスが伝えたいメッセージと同じものだと感じるからです。
この世の中。ギスギスした心が広まっている。みんながみんな弁証法に引っかかって憎しみを増幅させている。訳もなく競争させられ憎しみ合わされている。そんな世の中にあって癒しと優しい心を広める。
宮崎アニメはそれを目指しているのだと思うからです。
このコクリコ坂からは、1963年頃、オリンピックの前の年。47年前の横浜が舞台の作品。
横浜の港の見える丘公園あたりの話です。
今の世の中。欲しいものは何でもある。ものがあふれている。お金を出せば何でも手に入る。
しかし大事なものがすっかり抜け落ちている。
希望だけがない。
だから毎年3万人も自ら命を経っていく。
しかし、この作品。
その真逆の時代もあった。貧乏だが希望がある時代もあった。そういう時代の話です。
複数の未来から今、我々は自らの未来を選択しています。
もっと別の未来もあったのではないか。
もっと自由でおおらかな世界。こんなギスギスした恨み、つらみ、怒り、悪感情に包まれた毎日ではなく。
本来、我々は、もっと優しくおおらかに笑顔にあふれて生きていたんじゃないだろうか。
もっと美しい生き物だったはずです。
これからこの世界がぶっ壊れてしまうのを予感しているのか。
こういう美しい作品を見ると泣けてきますね。
ワタスが大好きな横浜が舞台というところがさらに。
まぁ不思議です。
映画などは極論してしまえば単なる空想話。作り話なのですが。
音楽でも、絵でも。何かしらの芸術作品を見ると感動してしまうものはある。
心の中の琴線に触れるという言葉がありますが。
それは、我々の心の中に何か忘れ去られた共通の意識。
つながっている心があるからだと思います。
忘れ去り、眠っていた共通の意識に触れる時、人は心を揺り動かされる。
思い出して欲しい。
忘れてしまったものを思い出して欲しい。
そう言っているような作品ですた。
本当にありがとうございますた。
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