タンカー攻撃=米ドル維持のため

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さて、今日は都内なんですが。

日本のタンカーが攻撃を受けたとかで騒がれてますね。

この事件。
ネットを見ると嘘くさいという声が大半ですね。

まぁドローンかなんかでやったんでしょう。

今回の件は、米ドル維持のためなんですね。

タンカー攻撃で原油価格が一気に跳ね上がりますたね。
あまり効果なくすぐに下がってしまいますたが。

分かると思いますが。

タンカー攻撃は、原油価格=米ドル価格 維持のため。

最近、米ドルだだ下がりだからです。
112円→108円

だって、中国やロシアが米ドルを完全スルーし始めてるんだもの。

これは日経のニュース。
ドル決済じゃなく人民元決済が進んでる。
前年比8割増だとか。

人民元、ドル覇権に一石 独自決済網89カ国・地域に 
米制裁対象のロシアやトルコなど取り込む

人民元の国際化を狙う中国独自の国際決済システムが存在感を高めている。2015年10月の稼働後、銀行の参加が89カ国・地域の865行に広がっていることが日本経済新聞の調べでわかった。米国が経済制裁の対象としたロシアやトルコなどを取り込み、18年の取引額は前年比8割増の26兆元(410兆円)に達した。米国の対外強硬路線を逆手に取り、ドルの覇権にくさびを打ち込み始めた。

かなり前に書いたのですが、
米ドルは、石油取引の決済通貨として利用されることで価格を維持してるんですね。

これをペトロダラーシステムと言います。
前に書いたのですが。

例えばあなたが極北のアイスランド人だったとして。
ガクガクガクガク。
寒い。凍え死ぬ。

石油欲しい。
石油欲しいよ~

そう思って、サウジアラビアさんに問い合わせる。
すみません。石油売ってくれませんか?

そうすると、1バレル70ドルですね。
そう言われる。

えーっと、ドル以外では買えないんですか?

アイスランドの通貨クローナでは買えないの?
すみません。うちはドルでしか売ってないんですよ。
そう断られる。

そうですか。。。

で、しょうがないので他のイラクとかクェートとかいろんな国に問い合わせる。
でも、全部ドルでしか売ってくれないのですた。

実は原油はぜーーーんぶドルでしか買えない。
つまり、まず自分の通貨とドルを交換してからそれで原油を買わざる得ないのですた。

これをペトロダラーシステムと言うのですた。
ペトロ(石油)とドルをくっつけた造語です。

これによってドルの価値が維持されてるのです。
世界中の人が石油を欲しがる限り、ドルと交換したがるからです。

産油国は石油を米ドルで売るものだから米ドルがどんどん貯まってきちゃいますね。

うーん。
こんなに溜まった米ドルどうしよう。。

で、産油国はその米ドルを米国債を買って運用している。
つまりアメリカにお金を貸してあげてるのです。

これが必殺のペトロダラーシステムです。

どんなに米ドルを刷ろうがぐるぐる回ってアメリカに価値が戻って来る仕組みになっているのです。

という訳で今まで順調に動いてきた打出の小づち=ペトロダラーシステム。

それが終焉が近づいてる。
いよいよ秋に向けてデフォルトの兆候が見えて来たということでしょう。

タンカー攻撃は、ペトロダラーシステムを延命させたい勢力の悪あがきなのです。

本当にありがとうございますた。



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