市場が米国債デフォルトを折り込み始めた

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さて、以下はCNNの報道です。
米国郵政公社が事実上のデフォルトしたようですね。

http://money.cnn.com/2013/10/01/news/economy/postal-service-default/index.html?hpt=hp_t2

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The Postal Service defaulted on a $5.6 billion payment, just as it said it would.
NEW YORK (CNNMoney)
The U.S. Postal Service has defaulted on a $5.6 billion payment for retiree health benefits that was due on Monday, just as the Postmaster General had warned it would.

“We have not made the required $5.6 billion Retiree Health Benefits prefunding payment due Sept. 30, 2013,” wrote USPS spokeswomen Patricia Licata in an email to CNNMoney. She added that the default has absolutely nothing to do with the federal government shutdown. “We have been saying for several months that we will be defaulting on this payment. This is the third time we have [done so],” Licata wrote.

米国郵政公社は56億ドルの支払いを履行しませんでした。ニューヨーク(CNNMoney)
郵政大臣が警告したように、米国郵政公社は、月曜日に予定されていた退職者用健康保険補助に対する56億ドルの支払いを履行してません。
米国郵政公社(USPS)のスポークスマン、パトリシア・リカータさんがCNNMoneyに電子メールで伝えたところによると、郵政公社は2013年9月30日に56億ドルの退職者用健康保険の支払いをしていません。このデフォルトは連邦政府の閉鎖とは関係なく、この支払いをしないと数か月前に言ってるとのことで、これで3回目とのことです。

郵便局は債務不履行(デフォルト)した。
では米国政府は?

今月、政府債務上限の引き上げを議会が許可するかしないか。注目が集まっていますよね。

米デフォルトなら「影響は壊滅的」 米財務省が報告書
朝日新聞2013年10月4日(金)01:18
 【ワシントン=五十嵐大介】「米国がデフォルト(債務不履行)した前例はなく、影響は壊滅的だ」。政府債務(借金)の上限引き上げ期限が今月中旬に迫るなか、米財務省は3日、与野党の協議が失敗した場合の影響をまとめた報告書を公表した。
 報告書は、米国がデフォルトした場合「金融市場が凍結し、ドルが急落して金利が急騰し、世界中に悪影響が波及する」とした上で「2008年の金融危機(リーマン・ショック)以上の不況に陥るおそれがある」と警告した。

こちらはフィナンシャル・タイムズから。

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(2013年10月2日付 英フィナンシャル・タイムズ紙)

米国は果たして、きちんと機能している民主主義国なのか? 連邦議会は今週、可決済みの法律を合意済みのタイミングで施行することを認めるのではなく、連邦政府機関の一部を閉鎖することを決断した。
 しかも、話はそこで終わらないかもしれない。もし議会がいわゆる「債務上限」の引き上げを議決しなければ、米国政府債務のデフォルトの引き金を引く危険を冒すことになる。そうなれば、政府機関の一部閉鎖や連邦予算の一律強制削減よりもはるかに深刻な事態だ。
 もしそのような打撃を自国に食らわすつもりが野党側にあるとするなら、民主主義を機能させている節度は失われてしまったことになる。なぜそのようなことになってしまったのか? それによりどんな結果がもたらされるのか? 大統領は何をすべきなのだろうか?

米国政府債務。つまりは米国債をこれ以上発行して借金できるようにする法案を通すのか。

米国債というのは、アメリカ政府の借金証書。
米国政府にお金がないので、たしかにお金借りますた。10年後に何パーセントの金利をつけて返済します。
という借用証書です。

2013年5月の時点で、中国の米国債保有残高は、1兆3000億ドル
日本は1兆1110億米ドルで2位です。
まぁ、要するにアメリカは、日本や中国に、しこたまお金を借りてるということです。

これは2011年度のグラフ
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当たり前ですが、今までは、ちゃんとアメリカ政府は金利をつけて中国や日本に借金返済をしていますた。
米国債デフォルトというのは、つまり、アメリカが借金返さずトンズラすることです。
プギャーということですね。

アメリカ政府倒産、プギャーと喜ぶクリキントン女史。
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こんなプギャーなことが本当に起こるのでしょうか。

現在のマーケットを見てみましょう。

米国債というのは、長期の償還期限のもの(10年たったら返しますという10年もの)とか、5年ものとか。2年ものとか。期限が色々あります。

たった今、短期の償還期限の国債が暴落していますね。
つまり急激な金利上昇が始まっています。
これは、借金を返してくれないと分かったので、その借用証書をみんなが投げ売りを始めたということです。

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もうひとつ。

皆様は、CDS(クレジット・デフォルト・スワップ)というのはご存じでしょうか。
これは、倒産保険です。

たとえば、あなたがどっかの会社の社債とか、どっかの国の国債とかを保有してたら
それがデフォルトしたら、その債権(借用証書)がパーになってお金が返ってきませんよね。
だから、保険会社に保険料をちょっとずつ払って、その債権がパーになった時に
そのお金を補償してもらうというものです。

例えば自動車保険とか、当たり前ですが。
事故を起こしそうな人はリスクが高いので保険料が高くなります。

同じようにリスクの高い債券の保証料は高くなります。
CDSの値段が上がるということは、それだけ、市場参加者がその債権がパーになる確率が高いと思っているということです。

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現在、米国債のCDSの値段が急激に上がっています。
これはウォールストリートジャーナル紙

http://online.wsj.com/article/SB10001424052702304795804579099624103656440.html
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The cost of insuring against a U.S. default for a year has risen sixfold in the past week, reaching its highest level since 2011, reflecting investor bets that the government could fall behind on its debt payments in the coming weeks.

Soarsというからには跳ねあがったということです。
この数週間、2011年来CDSの値段が6倍に跳ね上がったというニュースです。

現在、5年ものと1年ものの保障料が逆転する逆イールド現象がおきてます。

米国債1年物CDSコストが5年物のコスト上回る、債務上限引き上げめぐる懸念で
[ロンドン 2日 ロイター] – マークイットによると、米国債の期間1年のクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)コストが2日、5ベーシスポイント(bp)上昇して35bpと、2011年7月以降初めて期間5年のCDSコストを上回った。米国債の1年物CDSコストは2011年8月以来の高水準。5年物CDSは1bp低下して31bp。

CDSコストは通常、期間が長いほど高くなるが、こうした逆イールド現象は、米議会が今後数週間に連邦債務の上限引き上げで合意できず、米国がデフォルトに陥り、世界の市場に混乱が広がるリスクに対する投資家の懸念を反映している。

まぁ、今回も土壇場で、議会が債務上限引き上げを認めるだろう。
デフォルトなんかするわけないだろ。。
そうタカをくくってる人。

まぁ、いつものことながら、それは単純な正常性バイアスですね。
このまま正常性バイアスさんと一緒に仲良くお暮らし下さい。

ワタスはずっと前から言っています。

これは過去の記事です。

この相場は秋までについて
http://www.golden-kintama.com/archives/1654

順調に行くと今年の10月頃はこんな感じになってるでしょう。
旧ドル札は新ドル札に交換しますよ。でも、交換比率は新札に対して1/20の価値になりますよ。新札は金との兌換(だかん)が可能ですが、旧札はできませんよ。国外の旧ドル札については一切新札には交換できません等々。そんな風になるはずです。

新ドルが用意されてるのです。
これはちゃんと計画されたことですよ。今月10月8日に新ドル札が出るのです。
デフォルトはこれに合わせたイベントなのです。

米連邦準備制度理事会(FRB)は24日、 新しい100ドル札を10月8日に発行すると発表した。
製造工程で予想以上の遅れが生じたため、当初予定からは3年近くずれ込んだ。
新しい100ドル札は10年にわたる研究の成果を結集してデザインを刷新したとFRBは説明する。
特に偽造防止対策の強化には重点が置かれた。表面に印刷された青い3Dの帯は、札を前後左右に傾けると帯中の模様が動く仕組みになっている。
また、インクつぼと鐘の図柄、および右下の「100」の文字も、札を傾けると赤銅色から緑色へと変化する。

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FRB広報によれば、100ドル札のデザインが刷新されるのはこれで4度目になるという。偽札作りの技術の進歩に伴ってFRBも頻繁な対応を迫られ過去20年だけで3度の刷新が行われてきた。新しいデザインは2010年に発表され、当初予定では2011年2月に新券が発行されるはずだった。

議会がどうのこうの。
ぜんぶ猿芝居ですね。

いよいよとなりました。
まぁ、これから何が起きるのか。
ワタスの方はある程度準備はできているので、ゆっくり楽しもうと思っています。

本当にありがとうございますた。

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