ネット広告の仕組みが拓くディストピアへの道

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さて、最近は畑の準備やお花見やらで忙しくしてますた。
これは一昨日撮った桜の風景です。

いや、この季節は良いですのぉ。
これぞ日本の春。

東京はもう散ってしまったかもしれませんが。
長野はこれからが桜の季節なのです。

皆様もお花見でもしつつまったりと過ごしましょう。

とかなんとか。

さて、今日は、実はまったりとネットでSNSもできない。
そんなお話を載せときます。

最近、Facebookさんから大量の顧客情報が流出したとかで騒がれてますね。

Facebook株価も200ドル近くから150ドルまで暴落。

まぁ、Facebookが顧客情報を流用してた等々。
ワタスから言わせると何をいまさらの話です。
ずっと前にもこんなことを書いてますた。

facebook=最強のスパイツールについて

2013年7月6日

Facebookとは、最初からCIAが個人情報収集のために作ったものです。
スマホと連動して、完全に個人を情報収集してます。

で、いやいや。
そんなことより、最近はもっと先を行ってるでしょうというお話です。

つぉぉ。
き、金玉がぁあぁぁあ。

うーん。

以下は、TEDというサイトからです。

このお姉ちゃんはなんてこと言うんでしょう。

Google、Facebook、Amazon、Twitter。
中国ならAliabaやTencent。

皆さんがウェブサイトやSNSを見る時に広告が出ますよね。
それらは自動で表示されます。

でも、なぜか知らねどど、あなたの好みにあったものが表示されてますよね。
なぜでしょう。

そう。
それはもうディストピア(ユートピアの反対)に近づいている証拠なのです。

このジーナップ氏はトルコ出身の作家でノースカロライナ大学の准教授です。

こんなスピーチをしていますた。要約を載せときます。
 

人々がAIの不安を口にする時、大抵が映画ターミネーターのように人型ロボットの暴走をイメージするかもしれません。

もしくはデジタルテクノロジーを使った監視。
ジョージウォーエルの小説1984年のような徹底した監視社会を不安に思うかもしれません。
最近また1984年がベストセラー入りしています。

でも、これらは21世紀のディストピアを正確には言い当ててはいません。

直近で差し迫っている脅威。
まったく予想もつかない巧妙なやり方なのです。

皆さんはスーパーのレジの高さにキャンディやお菓子が
ちょうど子供の目のつくところに置かれてるのに気づくでしょう。
子供がねだるように、目の見える高さに商品を置いてあります。

それは説得アーキテクチャーというものです。

実は、デジタル世界ではこの説得アーキテクチャーはものすごいパターンを構築できます。

例えば、ある企業が、ラスベガス行きの航空券を売り出したくて広告を打つ場合。

その購入ターゲット層は25~35歳で、クレジットカードの限度額が多い人。
もしくはリタイヤした夫婦などに対して広告を打つかもしれません。

でも、現在の説得アーキテクチャーはそうではないのです。

各種SNSを使って膨大なデータを収集します。

どこからログインしたかの履歴。アップロードした全ての写真。
メッセンジャーの全ての会話、ブラウザの膨大な閲覧履歴。
何かを入力して気が変わって途中で入力し直してもその履歴。

そしてオンラインのみならずオフラインデータまでも。
財務記録などデータブローカーら大量のデータを購入しています。

それらは日常的に収集されているのです。

そして、AIの学習アルゴリズムを使って
あらゆるデータを組み合わせてラスベガス行きの航空券を買う人を分類するのです。

問題はどうやって分類しているのかです。

ラスベガス行きの航空券販売は非常にうまくいきました。
かなりの確率で分類できるようになりました。

でも、現在はプログラマーがそのデータを見てもなぜそういう分類になっているのか分からないのです。
何百万の行列があるデータの巨大なマトリックスがあって
それがどう機能してるか分からない。

もうプログラミングをしているという次元ではなく 人智を超えた知能を 育てているかのようです。

それは脳の断面を切っても、その人が何を考えてるのか分からないのと同じです。

既にいくつの企業がこの種のテクノロジーを使っています。

学習アルゴリズムは、あなたが見たものを興味を持ってるものを見せようとします。
アルゴリズムが誘惑しているのです。

ある日、苦しそうにコンピューターサイエンスの科学者が言いました。

だから論文を発表できなかったんです。
躁状態になりかけてる人かどうかSNSの投稿だけで判断できました。
実際それはうまく機能しました。
でも、どうやってそれを分類してるのか分からなかったのです。

あなたは、Youtubeで気付くと1時間経ってて27本の動画を見てたという経験はないですか?
それはその人の好みを判断して何に興味がるのかそれを見せようとしているためです。

動画を見続けて広告を見させるためなのです。
サイトが日々、閲覧者をプロファイルイングして訪問者がのめりこみやすいようにしてるのです。

実はFacebookは2010年の中間選挙で6100万人の アメリカ人を対象に実験を行いました。

一部の人に「今日は投票日です」と シンプルなメッセージを示しました。
そして一方の人には、少しだけ手を加えて 「投票しました」をクリックした友達のサムネイル画像も表示したのでした。

単純な細工です。
いいですか。
違いは写真だけです。

でも、この選挙では、写真を載せた人は投票者が34万人も増えたのでした。

アルゴリズムはかなり容易にあなたの人種や宗教や政治的見解。
人格特性や知性、幸福度、両親の離婚、年齢、性別。
個人的なことを推察できます。

権力者がこうしたテクノロジーの使用を思いとどまるとは考えにくいのです。
中国は既に顔認識技術を使って 人物を特定し 逮捕しています。

オーウェルの描いた独裁の ようにはなりません。
『1984年』とは違います。

中国は顔認識を使って顔の一部が映ってなくても分かる。
そこから性的思考も分かる。

アルゴリズムを使って密かに我々を個人の弱みや脆弱な面をついて
ひとりずつ操作しようとするなら私たちは蜘蛛の巣のように包まれて分からないのです。

既に説得アーキテクチャーが私たちの分極化を進めてるのだとしたら?

アルゴリズムを公開すべきでしょう。
そして個人についての情報をどうつか買ってるのか公開すべきです。

SNSは無料で使えると言いつつも、販売されてるのは私たちなのです。

いやー恐ろしいですね。
現代の怪談。

売られているのは自分たちだった。

自分で決めてたと思ったら、顔データとか、まったく違う購買履歴から
好みを推測され買わされていた。

選挙で自分の判断で投票したと思ってたら、実は巧妙に投票させられていた。
しかもなぜそう分類されているのかさっぱり分からない。

そういえば、たしか鼻の大きな人はち〇こも大きいと言いいます。

そうだったのか。。
以前、ネット広告にアフリカ原住民の小さいチ〇コケースが表示されたことがありますた。

顔データから推測されているかもしれません。

ガクガクガクガク((((;゚Д゚))))
とかなんとか。

春でまったりお花見をしていたら、
股間に震えが来たのは言うまでもないことです。

本当にありがとうございますた。



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